姉が新聞に掲載された

 2011年11月1日 読売新聞朝刊 社会面 38ページに 歯の照合に関する記事が載っていました。紙面率がかなりの大きさだったので驚きました。

 姉の研究の始まりは、昨年5月に亡くなった歯科医師の父が御巣鷹山日航機墜落事故の際に、歯の照合から遺体の身元確認をしていたことからです。その父の影響を受け、意思をひき継ぎ、歯のX線写真を利用した身元確認システムの研究、開発を東北大学の教授らとの共同で続けておりました。

 事故や大規模災害が起こった場合、この研究は人の役に立つ事を講演活動などをしながら、地道な努力をし、各地で訴えておりました。また、アメリカの同時多発テロの際も、研究に注目されましたが、時が経つと人々の関心の度合いも小さくなってしまった気がしています。

 今回、身元確認の照合システムが、すこしづつ前進しているように感じます。歯科カルテがデーターベース化され統一の形ができれば、システムを運用することができ、多くの人のためになります。

 興味のある方は、電子版読売 同日の社会面にも記事がありましたので、そちらをのぞいてください。

 研究も山あり谷ありで、なかなか思うように進んでいない時期もあり、それを乗り越え、最近また前進をしている様子。それを、見ているので久々に嬉しいニュースでした。やはりブログに書きたくなりました。いつの日か、父の仕事をまとめ、姉の研究を綴ったWEBがつくれるといいのですが、希望です。

 研究のPDFがありました。こちらに詳しく載っています。
http://www.shinohara-dental.jp/news/pdf/20100722.pdf