夢をいきる〜Webの道vol.3
茶道の納会でした。うちの流派は江戸千家です。
今日は、お茶のお七事と言われるものの中の一部、”花月”と”さざ”をしました。
少しわかりやすく簡単に説明したいと思います。
*花月ー札を引きその札の絵によって、お茶を点てる人、お茶を飲む人、ある意味はずれの人を決めるお茶遊び。
花の札を引いた人がお茶を点て、月の札の人がお茶を飲みます。札によって、誰がどんなことをするのか順番が決まっていないところに面白さがあります。
私は、花月のとき、一人だけお茶が飲めませんでした。こういうところが面白さなのでしょう。喉が渇いていたので、すごく飲みたかったのに、残念な結果でした。
*さざーお客さんとお茶をたてる人(亭主、はんとう-亭主を補佐する人)が互いに役割を果たす遊び。
- 花を活ける〜お客
- 炭を入れる〜お客
- お香をたく〜お客
- お濃茶〜亭主 *お濃茶とは、抹茶の分量に対してのお湯の割合が少ない。練り上げるように点てる。イメージとしては、ねっとり、どろっとしたお茶の様子。
- お薄〜はんとう *お薄とは、いわゆるよく知られている、お抹茶のこと。
それぞれの一つ一つが芸術のように完成されており、いわばその総合芸術。
お茶の勉強というものは、さすが道のつくほどの歴史があり、覚えることが山のようにあります。千利休さんのお姿は、夢のまた夢の遥か遠い存在です。しかし、夢をいきる。夢ではなくて、夢を現実のものとして”夢をいきたい”なと思う。
いつも思っていることですが、89歳のお茶の先生の頭のなかの記憶は、どのようになっているのか。本当に、神業としか思えません。さらに、先生の人生哲学も大変勉強になります。厳しい時代をいき抜いた、生命力、真の強さには圧巻です。人間の器の大きさにも惹かれます。あの懐の深さ、優しさ。学ぶべきこと山のごとし。
こんな素晴らしい先生と同じ時間を、お茶の世界を通じてめぐり会えたことに幸せを感じています。ゆめをいきてゆこう〜!