裏打ち作業

先日、友人の個展への作品を出品するための裏打ち作業を手伝いに行ってきました。

 この裏打ち作業とは、簡単に説明すると、薄い画仙紙(書画用の手すき和紙)に描かれた絵を額に入れたり 掛け軸にする際、和紙を重ねて補強し、シワを取るなど表装することです。

 
久しぶりの裏打ち作業で、緊張もしましたが、学生時代におこなっていた油絵の修復作業を思い出しました。

 直接作品に触れるので細心の注意を払いながら、繊細な和紙の性質を考え、丁寧にかつ素早く作業を効率的に仕上げることが大切です。この技術を応用して、自分の子供の画用紙の裏打ちへ発展させれば、完成度を上げられるなと思うので、忘れないうちにやってみたいと思っています。

 作品と向き合う作業は、webの作成や勉強とはまた違った、直接的な感覚が刺激となりました。この勉強が一段落して落ち着いたら、また何か、物を作る趣味などを、並行してやりたいなと思っています。